誰も注意しない「残酷な就活のテーゼ」 その「マナー」では落とされる

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最後の質問者の振る舞い方

   合同説明会や企業説明会だと、全体説明が終了したあと、個別に質問する学生が出てきます。

   もちろん、せっかくの機会ですから質問しないよりもした方がいいに決まっています。

   ところが、

「質問に夢中になって、あとの学生を気遣わず、長々話す学生がいます。あれはマイナスですね」(商社)

   では、最後の方がいいか、と言えばそういうわけではありません。

「合同説明会で最後の方だと、片づけがあります。あまり、長々話し込まれては片づける余裕がなくなってしまいます」(人材)

   長いようだと、人気企業、かつ、遠慮ない性格の採用担当者だと、片づけながら対応します。

   さらに長いと、人気企業で学生にも気を遣うタイプの採用担当者でも、片づけを始めます。

   これは、要するに、

「ぼちぼち片づけとか、他の用事があるから、もう切り上げてくれないかな」

というサインです。

   ところが、

「気付かない学生は本当に気付かないですね。長く話すことで印象付けようとしているのかもしれませんが、完全に逆効果です」(マスコミ)
石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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