誰も注意しない「残酷な就活のテーゼ」 その「マナー」では落とされる

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大学の延長?のペットボトル

「大学での講義の延長のつもりかもしれませんが、説明会で、机の上にペットボトルを置いたままだったり、話を聞きながら飲んだりする学生はマナーがひどい、と思います」

とは、人材会社の採用担当者。

「でも、こちらとしては学生向けサービスを展開していることもあって、下手に注意できません」

   このペットボトル、私もよく目撃します。大学教員も注意していないようで、学生にも悪い、という意識が全くありません。

「なんで、それがマナー違反になるのですか?」

と、真顔で聞き返されたこともあります。いや、一応、目上の人に対して失礼になるわけでさ、と説明すると、

「そういうの、堅苦しいんですね。くだらないと思いますが」

と、言い返されてしまいました。でもねえ、就職したらそういう堅苦しい場面、山ほどあるのだけど。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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