よさこい、箱根駅伝、早稲田祭に共通する痛さ
最初、よさこい、箱根駅伝、早稲田祭の3つを並べられて、共通項があるのか、分かりませんでした。
教えてくれたのは、商社の採用担当者。
「いずれも、大きく注目されるイベントです。これらに参加した学生は達成感を通り越して陶酔感が強すぎます。そうした学生は、話す内容が薄いか、思い込んでいるか、のどちらか。または、その両方です。うちからすれば欲しい学生ではないので落ちやすいです」
確かに大きなイベントです。早稲田祭は、他にも総合大で規模の大きな学祭だと当てはまるでしょう。
たとえば、こんな学生。
「私はよさこいソーランの××に参加。ずっと練習を続けることで、▽大会において、大賞を受賞することに寄与しました」
みんなで踊るのがよさこいですから、そりゃあ、賞を取るのに「寄与」しているに決まっています。しかし、採用する側からすれば、▽大会の大きさも分かりませんし、みんなで踊ってそのために練習しただけでしょ、と考えてしまいます。
「私はよさこいソーランのサークルで渉外を担当、グループの露出を第1に考えて行動し、結果、地元テレビ局からインタビューを受けることになりました」
テレビ局が番組編成上、使っただけのインタビューを手柄と言われても。
他、いくらでも挙げられますがこの辺で。