創意工夫で「壁」を乗り越える
そこで、また研修生は工夫をはじめます。
「これとこれ、どっちが美味しいと思う?」ということを聞いて、人気の順位を確認したり、アンケートに書かれた点数だけでなく、食べたときの表情を見て、我々から見た判断を付け加えたりする、などです。
我々が当然だと思っていることが、外国人に通じるかはわからない。
数字をとったとしても、その数字が正確な結果を示しているとは限らない。
だけど、そんな状況下でも、可能な限り彼らを知ろうと工夫をすることが大切なのです。今回のアンケートでも、項目数自体は充分とは言えず、まだまだ改善の余地はあります。でも、こんな短期間で少なくとも「どの試作品が受けたか」「それぞれの改良点はどこか」「価格はどれくらいにすべきか」のあたりをつけることはできました。そして、その成果もあって、100個以上用意した寿司は、会場で見事完売!どたばたを繰り返しながらも、何とか成果を出すことはできたのです。
異文化の人たちとのコミュニケーションは難しいです。
それは、言葉の問題だけではなく、相手がわかっていること前提で話してしまう常識が異なっていることが原因です。
でも、一度「常識が違う人がいる」ということを体験すれば、創意工夫によってその壁は乗り越えられるのです。
今週は、2試合目のカンボジア-アフガニスタン戦が行われ、11月にはカンボジア-日本戦も行われます。さらに、現地の人たちへのコミュニケーションを行い、もっと売れるものを作って、スタジアムを席巻して欲しいと思います。
このように、カンボジアの人たちの施行を知るための調査を体験する海外研修プログラム「サムライマーケティングチャレンジ」をカンボジアで開催しています。1-2週間の研修プログラムで、個人・企業研修どちらもご参加いただけます。
2015年6/20(土)に新宿で説明会も行いますので、ご興味のある方はぜひいらしてください。
(森山たつを)