運のせいにしがち
差を付けられた場合でも、要因は自分力と言いたいところですが、大抵の人は
「あいつは運がいいから売れている。自分には運がないだけ」
と運のせいにしがち。
確かに運が悪くて、担当すると取引先が倒産。あるいは担当者が変わって、別の会社に仕事を発注されて、実績が大幅にダウン・・・なんて、不幸なケースがないとは言いません。ただ、そんな運も上向きにするのは自分力ではないでしょうか?運が悪い状況で、愚痴ばかり言っている営業。挽回の機会を神様が与えるでしょうか?あるいは周囲の同僚や上司がアシストしたくなるか?当然のことながら誰にも不運が訪れることはあります。ただ、その不運の遭遇したあとの姿勢が重要。ネガティブに愚痴ばかりの営業はだめですが
・大丈夫なんとかなると気にしない
・周囲に悟られないように明るく振舞う
とポジティブ志向になることが重要とも言い切れません。大事なことは、結果から学習すること。さらに行動が変わることです。不運が起きた仕事には必ず原因があります。仮に天変地異による失注であっても、その危険を踏まえて、次につなげるアクションプランが必ずあります。気持ちのポジ、ネガにとらわれずに、運・不運を次につなげる姿勢。油断しない「生き馬の目を抜く」スタンスを持ちましょう。(高城幸司)