1・2年生は就活のために今、何をしたらいい? オススメ5項目を公開

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社会人と話す機会を増やす

   高校生には、反抗期ということもあるのか、それとも、違う世代と話すことへの恐怖心があるのか、社会人と話す機会を持ちたがりません。

   同じ年代で話していた方が楽であるのは、高校生でも大学生でも社会人でも皆同じです。

   しかし、就活では、その気楽さがありません。

   グループディスカッションは同じ年代であっても、違う学生同士。面接は違う年代である社会人が面接担当者です。

   ここで、社会人と話し慣れている学生は、連戦連勝・・・とまでは行かなくても、結構いいところまで行きます。

   少なくとも、面接恐怖症に陥ることがありません。普段から社会人と話し慣れているわけですから。

   つまり、1・2年生が取るべき面接対策とは、早いうちから就職塾に通うこと・・・ではありません。社会人と話をする習慣を付けておくこと、です。

   ここで多くの1・2年生は、そんな社会人、周りにいない、と言い出しますが、それはウソ。

   大学の講義をする教員、ゼミの担当教員、図書館職員、アルバイト先の店長・先輩バイトなど探せばいくらでもいるはず。

   特に大学であれば、オフィスアワーと言って、学生の相談に乗る時間を各大学とも設けています。

   社会人との接点が多そうなアルバイトをしてみるのもいいかもしれません。

   親・親戚というのも大きいですね。就活のことを聞いても、

「とりあえず、頑張れ」

程度しか話せないでしょう。

   でも、若手社会人に対してむかっと来たこと、仕事を進めるうえで得することなどを聞いてみると、それぞれ一家言あって面白いですよ。

   違う職業・違う業界を志望しているにしても、間違いなく参考になると思います。

   さらに理想は、親・親戚の職場の飲み会に連れていってもらうこと。普段は見えない社会人の素顔やルールを知ることができて、これもお勧めです。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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