基礎をしっかり確立させる
だから、この会社のようにほぼ丸投げに近い状態で任されると、「何をやればいいのか分からない」といった状況に陥るらしいです。
例えば「ここはこうした方が良いでしょうか?」という風に上司に聞きにいくと
「自分が良いと思うなら、それでやればいいじゃないか。君はそのために雇われているのだから」
と言われるらしいです。全くカルチャーが違うのでついていけない、合わない人が辞めていくのです。本当の意味での自律性が強く求められるということです。
後日、社長にもヒアリングをさせていただく機会をいただきました。
私は社長に人材育成の構造を説明させていただき、知識やスキルよりまずは基礎(仕事をする上で必要な行動と姿勢)をしっかり確立させることの重要性を説明させていただくと
「まさしくその通りです。基礎ができていない社員は能力が高かったとしても上手く行っていないと思います。これはBase Abilityとでも言えるのでしょうかね。
あとは状況の変化に臨機応変に対応できる対応力と、外国人と仕事をするにあたっては異文化の理解とタフな精神力が求められます」
スマートな能力ではなく、もっと地味で泥臭いものが重要だそうです。