「後ろ倒し」が就活本に与える影響 「振り回される」のは学生だけではなかった

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売行きが年明けから急回復

   東洋経済新報社の『就職四季報』シリーズは総合版、女子版、優良・中堅企業版の3冊、それに姉妹版である『会社四季報業界地図』を刊行しています。

   就活への意識が高い(悪い意味ではなく)学生は、この4冊のうち2冊は買っていきます。

   大学生協の書店でも、いい本ということでプッシュするところが多数。

   まあ、定価2000円前後と高い本なので、書店からすれば利益が大きい、という事情もあります。

   この『就職四季報』シリーズ、2016年卒の就活では序盤戦となる2014年12月から1月ごろにかけては、どの生協でも売れず、書店関係者は悲鳴を上げていました。

   それが2月ごろから急に回復。大学の講義が終了し、学生が大学に行かない(だから生協書店などにも寄らない)と思われていた2月・3月も、かなり学生が動き、『四季報』はじめ、就活本も売れるようになったそうです。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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