みなさん、はじめまして。本日より「好感度アップの服装術」をテーマにコラム連載を担当します篠原あかねです。ビジネスマナー講師として15年になります。この間、新入社員から経営者まで多くの方々とお会いしてきました。
年間3000人以上の方々とお会いする中で、「この人はこれから伸びる人だ」「さすが!仕事で成功しているだけある」と思える方は、やはり最初にお会いした時の第一印象がとても良いのです。さわやかな笑顔、挨拶、そして服装。きちんとTPOに合わせた服装でとても似合っています。
「人は見た目じゃない、中身だよ」?
よく、「人は見た目じゃないよ、中身だよ」と言いますが、それは相手と話してみて初めてわかることですよね。例えば、皆さんの職場に突然、無精ひげを生やし、ボロボロの洋服を着て、プ~ンと鼻につく臭いを放ちながら、「私は数々の難しい事案を解決した優秀な弁護士です。何かお困りの事はありませんか?」と現れたらドン引きしませんか?私なら間違いなく、話も聞かずに追い返しますよ!
これは極端な例ですが、このように私たちビジネスパーソンには「社会人だから、またはこういう職業の人だから当然、こういう服装でしょ!」という暗黙のルールがあるわけです。
研修時に必ず私が話すのは、「おしゃれ」と「身だしなみ」の違いについてです。「おしゃれ」は自分のためにするもの。だから好きな服を着て、好きな髪型をすれば良い。しかし、「身だしなみ」は相手を不快にさせないためにするもの。社会人として売上金や給料という対価をいただく立場である以上、相手に不快な思いをさせないことが大切。だから、「おしゃれ」はプライベートタイムだけ。ビジネスでは「身だしなみ」を優先させなくてはいけません。