アルバイトネタで内定を取る学生は何が違う?
一方、アルバイト経験をアピールして内定を得る学生は今も昔もいくらでもいます。
ここで多くの学生は、勝手に、あるいは、マニュアル本の影響で、
「リーダーシップ経験をアピールすればいい」
「役職に就いたことを話せば内定が近づく」
などと勘違いします。
かくて、どの企業でも、面接会場には、サブリーダー、ホール主任、副店長などがあふれることになります。
もちろん、企業側はそうしたアピールにはうんざりしています。
一方、内定までつながるのは、役職ではなく、経験や発想などを自分の言葉で話せたかどうか、とする採用担当者が多数を占めます。
「たとえば、同じファーストフードでも、役職に就いたかどうかよりも、クレーム客にどう対応したのか、トラブルが起きたときにどう動いたのか。そちらの方が気になりますし、そうした話をしてくれる学生は、最後の選考まで残りやすいです」
「どのアルバイトでもいいけど、上の世代の客や店長・社員などとどう接したのか、そういう話をしてくれる学生は気になる」
などなど。