「70歳以上」2割弱、「80歳以上」約1割
実は、経営者の高齢化は、日本企業全体で進んでいる。帝国データバンクがまとめた「2015年社長分析」によると、経営者の年齢が70歳以上の会社の割合は、10年連続で前年を上回り、18.3%と2割近くに達した。「80歳以上」も全体の約1割を占めており、帝国データバンクは「経営者の高齢化問題が深刻さを増してきた」と指摘している(1月29日公表)。
こうした状況を背景にしてか、「我が社の高齢社長」に対するつぶやきも多々ある。
「うちの社長80すぎてんのに、夕方5時くらいに仕事来て今の時間まで休憩もせずにぶっとおしで働いたりすんだけどなんなん。タフすぎるだろ。ちなみにおばあちゃん」
「うちの社長は結構な高齢なのでたまに孫扱いしてくる。頭ぽんぽんとか。でもさっきうちの課長にも頭ぽんぽんしてて(略)」
と、鈴木修氏に負けず劣らずの元気な高齢社長の様子が伺える。
しかし、中には「うちの社長、今年四捨五入したら90になるのに、まだ後継者なし。年に2回位人間ドックにはいってるようですが。結構大勢の社員がいるのに!」と、不測の事態が会社に及ぼす影響を心配する声もあった。(KE)