厚生労働省はこのほど、就職を控えた学生や若者向けに、労働に関する知識をマンガで解説するハンドブック「知って役立つ労働法 ~働くときに必要な基礎知識~ 」と「これってあり? まんが 知って役立つ労働法Q&A」を作成した。
労働法のハンドブックで、マンガ版を作成したのは初めて。これまで文書版の冊子を作成していたが、「文字が多くて読みづらい」「頭に入らない」などの指摘が寄せられたことから、「文書版の内容をピックアップして、マンガを使って、わかりやすさを最優先にしました」(厚労省)という。インターネットで2015年4月8日から公開している。
「知って役立つ労働法 ~働くときに必要な基礎知識~」は、第1章の「労働法について」から、「働き始める前に」「働くときのルール」「仕事を辞めるとき、辞めさせられる時」「多様な働き方」などで構成。具体的には、求人票のチェックポイントや、最低賃金より低い賃金で働かせることや一方的な賃金の引き下げ、同意のない解雇の原則無効などがルール違反であることを説明している。第6章では「就職の仕組み(新規大学等卒業者の場合)」を解説した。
なお、版権フリーなので、学習や研修などで活用できる。