踏んではいけない 疑似ブラック上司のタイプ別「地雷」

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「身近な人たちから、何を引き出し、学べるだろう」と考えて接してみる

   さて、前回記事と合わせ、さまざまタイプの「ブラック上司」をみてきたが、みなさんの上司には当てはまっただろうか。

   入りたい会社は選べても、残念ながら配属とか勤務地、そして上司は選べない。すべては巡り合わせで、あなたの長い人生の中、本当に一瞬の出来事でしかないのだが、その運に振り回されて、一喜一憂してしまうのはもったいないことだ。

   上司も先輩も同僚も、単なるひとりの人間だ。長所もあれば、欠点もある。上司とか先輩とかは関係なく、あくまで一人の人間として、「身近な人たちから、自分は何を引き出し、学べるだろう」と考えて接してみてほしいのだ。

   できれば、「同じ組織のメンバーとして、共通の目標を追う同志」と考えてみてはどうだろう。その上で、あなたから積極的に関わりを持っていくだけでも、日々の楽しさはだいぶ変わるだろうし、5年後、10年後のあなたを大きく変えることになるだろう。(新田龍)

新田 龍(にった・りょう)
ブラック企業アナリスト。早稲田大学卒業後、ブラック企業ランキングワースト企業で事業企画、営業管理、人事採用を歴任。現在はコンサルティング会社を経営。大企業のブラックな実態を告発し、メディアで労働・就職問題を語る。その他、高校や大学でキャリア教育の教鞭を執り、企業や官公庁における講演、研修、人材育成を通して、地道に働くひとが報われる社会を創っているところ。「人生を無駄にしない会社の選び方」(日本実業出版社)など著書多数。ブログ「ドラゴンの抽斗」。ツイッター@nittaryo
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