口ベタでも成功する営業 秘訣はズバリこの1点

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トップセールスの方々は想像とは真逆な人ばかり

   そんな、営業は話し上手を目指さなくてもいい・・・と痛感したのは出版社の仕事で各界のトップセールスと対談する仕事をさせていただいたときのこと。

・売上ギネスを持つ保険業界のカリスマ
・この1年間で最も外車を売った営業

   もの凄いキャッチコピーを編集部から聞いて

「どんな凄みをもった人が登場するのだろうか?きっと華麗に自分のことを語るのだろうな。いろいろ話し方について勉強させてもらおう」

と考えて臨みました。ところが、登場したトップセールスの方々は想像とは真逆な人ばかり。

「あの・・・初めまして。よ、よろしくお願いします」
「緊張していますが、頑張ります」

と挨拶するところからして、意外な感じ。もっと、迫力のある存在感で登場すると思っていたのですが、地味なイメージ。決して話し上手とは思えません。さらに、営業として活躍する秘訣を質問しても

「健康であることくらいしか思いつきませんね」
「周囲に恵まれただけ。運の強い男ですよ」

と、期待に応えてくれる気の利いた回答は、いただくことができません。隠しているのだろうか?と疑ったりもしましたが、そんな様子でもありません。意外とハニカミ、照れ屋で、言葉少ななタイプばかり。語るテンポがいい訳でもありません。外車営業で大活躍の山田さん(仮名)なんて、話しながら緊張で額が汗でびっしょり。いつも、この調子だとハンカチが何枚あっても足りないのでは?と心配になるくらい。話し上手なタイプではありませんでした。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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