カシオ計算機は、創業者の「樫尾4兄弟」の三男である樫尾和雄社長(86)が代表権のある会長となり、4代目社長に和雄氏の長男で取締役専務執行役員の和宏氏(49)が昇格する人事を、2015年5月12日に発表した。和雄氏は1988年に就任しており、社長交代は27年ぶりとなる。2015年6月26日に開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。
記者会見した樫尾和雄氏は、「向こう3年で5000億円の売り上げと営業利益750億を達成したい。目標は決まっているので新体制でやることにした」と話した。また、和宏氏は「新たな経営目標を早期に達成すべく、全社一丸となって頑張っていく」と語った。