「壊し屋」タイプの学生の特徴 グループディスカッション狂想曲

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話せないと悩む普通の学生の逆転技は

   それでは、GD慣れしていない、普通の学生はどうすればGDで生き残れるでしょうか。

   これは、意外かもしれませんが、自身が平凡であることも出すことです。具体的には時間の確認、前提条件・定義を再確認する、わからないところをわからないと疑問をぶつける、少数意見をあえて話す、などです。

   時間の確認、前提条件・定義の再確認はタイムキーパーなどでなくても、話していい事項です。

   議論慣れした学生は、つい時間を忘れたり、前提条件・定義から脱線したりしてしまうので、こうしたコメントは貴重です。

   不明点をぶつけるのも同じ。議論の脱線を防ぐ効果が高いです。少数意見は話しづらいかもしれませんが、特に参加学生の間で出ていない視点からのコメントだと、あとでかなり高く評価されます。

   こうした話をGD慣れしていない学生に話すと、かなり意外に思われますが、これ、本当。だまされたと思ってお試しを。(石渡嶺司)

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石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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