「育児」は「ブラック企業勤務」と同じか? 「賛成VS反対」熱い議論

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   育児の大変さは、経験した人でなければ、分からない。子供の夜泣きに、2時間おきの授乳、2歳の「イヤイヤ期」には、何を言っても反抗し、外出にも一苦労・・・など、「壮絶に大変」という話は聞くが、それが「ブラック企業での勤務並み」と言われれば、「そうかぁ~」と、納得する人も、いるかもしれない。

   一方で、「育児と賃労働の大変さを、比べることなんてできるの?」という、反発もあるだろう。果たして、育児は「ブラック勤務」なのか。ネットで議論が起きている。

育児は、年中無休で24時間勤務の重労働、そして無報酬

育児は大変!
育児は大変!

   発端となったのは、プレジデント・オンラインが公開した記事、「子に殺意『育児=ブラック企業勤務』論は言い訳か」(2015年4月21日)。記事によると、多くの母親たちは、子供が2歳を過ぎた頃からの「イヤイヤ期」に、大変な苦労をする。何を言っても「イヤ!」と反発し、目が離せない。この時期の育児は、母親を「ひどく消耗させる」という。

   育児は、年中無休で24時間勤務の重労働、そして無報酬。子供が小さいうちは、常に気を張り詰めていないといけない。「好むと好まざるとにかかわらず、長時間の緊張と重い責任を課せられる」。記事では、「育児勤務」は、労災認定基準の過労死ラインと言われる、「残業時間月80時間」を超える苛酷さだと指摘した。「子育てに比べれば、仕事は楽」という。仕事では、同僚と飲んだりして息抜きしたり、最悪の場合は「転職」などの選択肢も残されているが、育児には、それもない。

   記事には、男女かかわらず、多くのツイッター反応が寄せられた。「(育児には)仕事にない大変さは確実にある」とか、「24時間365日、気を張り続けろなんてブラック労働以外の何物でもない。退職すら許されないというのもその通り!」など、共感する声が目立つ。

   ある人は、「どんなにキツい上司も、取引先も、トイレの個室までは入ってこないよね? ところがあいつら(子供)は入ってくるんですよ! 独りになれない地獄!」と、これまた育児が、24時間、子供を見なければならない『地獄』であることを訴えた。

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