専業主婦も、「1回やってみたい」
先日、2年間の育休に入ったばかりの友人、B子と話していたところ、「1回、専業主婦というものをやってみたかった」と言っていました。そんなB子は、「女性が働くのは当たり前」という考えの持ち主。「安定していそうだから」と、官公庁を主な取引先とする出版社で働いています。
B子は言います。
「これまでは仕事ばかりだったけど、それなりに充実はしていた。でも、結婚してからは夫の分の食事の用意に、洗濯、20代後半になったら仕事も忙しくなったし、夫婦喧嘩は増えるし、ストレスの限界で・・・そんなときに、偶然子供ができて。やっぱり嬉しかったなぁ~。うちの職場って、育休は1~3年間まで選べるんだけど、皆3年くらい休む。だから、私も何となく2年くらい休もうかなって」(B子)
会社と家の往復だけでは、ストレスもたまるし、将来への希望もそれほどない。だったら子供が小さいうちは、主婦になるのもアリでは・・・という感じでしょうか。B子のように、一生懸命働いてきたからこそ、「少しくらい、主婦業に専念してみたい」という思いが芽生えるケースは、珍しくありません。
働く若い女性の4割が「本当は専業主婦になりたい」という調査結果、皆さんはどう受け止められるでしょうか。個人的には、「仕事生活への満足度」と、「専業主婦願望の高さ」の相関関係が知りたいな・・・なんて、思ったりもします。(北条かや)