大卒なのに「長方形の面積」計算法が分からない アジアで見た衝撃の低「数学・算数力」

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金利などのリテラシー教育を

   英語ができない分には、海外との仕事では圧倒的に弱くなりますが、国内で生きて行く分には問題ありません。しかし、算数ができないというのは問題が多いです。おつりをちょろまかされたり、仕事でミスをしたりするだけでなく、金利とかもよくわからずローンでモノを買ってしまったりします。

   実際問題、カンボジアではスマホとかには、普通の料金に加えて、6か月払いなら月々いくら、12か月払いなら月々いくらといった、分割の値段がかかれています。そこには、金利○%などという文字はどこにもなく、そんなことは誰も気にせず、嬉々としてスマホを手にしていくわけです。

   で、月給100ドルなのに200ドルのスマホを買って、病気とかしたらどうするんだよ・・・と思うのですが、案の定「薬代がないから給料を前借りさせて下さい・・・ボス・・・」ということになるわけです。

   もうちょっと教育の底上げをして、この状況を打破した方が・・・とも思うのですが、日本でも金利でいくらとられるかも分からず35年ローンとか組んじゃう人とか、期待値とか全く考えないで宝くじとか買っちゃう人もいるので、算数に加えて、こういうリテラシー教育をしなきゃいけないなと思うわけです。


   そんな、カンボジアの現在の様子を、私と、カンボジアで人材会社をゼロから作った起業家で語ります(2015年5月2日、東京)。ご興味のあるかた、是非ご参加ください。詳しくはコチラから。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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