春は、歓迎会シーズンです。飲み会や2次会に参加する人も多いでしょう。会社の飲み会では、つい気が緩んでセクハラをしてしまう男性(女性)は、今でも結構多いようです。
そこで今回は、「飲み会でNGなセクハラ行為とはどういうものか」という、古くて新しい問題について考えてみましょう。
「いつ子供産むの?」はセクハラか
ツイッターでは、女性とみられる方が、「飲み会で『いつ子供産むの?』と言われて、あんなに会社でセクハラ教育受けてるのに、こんな堂々としたセクハラすんのかって思った」とか、「飲み会帰りに抱きつかれて『セクハラですよ!』ってキレたら『何で? マジで意味分からん』みたいな顔された・・・」などとつぶやいているのを見かけます。どうしてこんなことを言われなければならないの? とか、セクハラを防御しきれなかった・・・など、モヤモヤした思いが伝わってきます。
では、どこからがセクハラなのでしょうか。「結局は好き嫌いの問題でしょ」という意見もあるかもしれません。「飲み会でのシモネタやお酌、ボディタッチだって、好きな相手に同じことをされたら喜ぶくせに」という声もあるようです。こうした主張の裏には、「飲み会は親しいコミュニケーションの場なのだから、性的な行為も当たり前」という考えがあるような気がしてなりません。
飲み会が、「親しいコミュニケーションの場」であることは否定できませんが、性的な話題に立ち入られることが「親しさ」の表現どうかは、人によって感じ方が違います。男女ともに、敏感になりすぎるくらいでよいのではないでしょうか。