入社して3か月までが勝負 気をつけるべき最重要ポイントとは

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「枠から外れたことができる社員が欲しい」の前提

   逆に、言うことを聞かずに主張ばかりしていると、

「こいつ、せっかく教えても反論ばかり言うし、やらないから面倒くさいな」

と思われると、この先挽回するのは難しいでしょう。

   経営者や人事担当は「枠から外れたことができる社員が欲しい」と言うことがあります。

   しかし実際のところ、基本的なことができていないのに勝手なことをやる社員は困る、とも言っています。

   つまり、まずは基本的なことをしっかりとやり、周囲と関係性を築く。それからチャレンジすれば良いと思います。

   会社の採用ページに「非常識人、集まれ!」と「出る杭歓迎!」といったようなキャッチを入れている会社がありますが、それを鵜呑みにして勝手なことをやると痛い目にあう確率大です。

   新入社員に限らずですが、通常は入社後の3か月間は試用期間を定められています。

   試用期間は、自社で本採用しても大丈夫かを見極める期間ですが、イメージづけをされる期間もあります。

   仕事ができるできないだけではなく、キャラクター等を見定められます。

   端的にいうとイイ人、普通、嫌な人と印象付けられるということです。

   ドラマや映画の主人公のように破天荒なことをやると、現実の世界では上手くいかないことが多いです。自分を出していきたいのであればまずは、会社から期待された役割、義務を果たしてからにした方が良いと思います。

   まずは周囲の人との関係性を良好にするという外堀をうめることで、自分を出すのはそれからだと思います。

   繰り返しになりますが、新入社員の皆さんはまず会社に慣れ、上司や先輩から可愛がられる社員になることをお勧めします!(野崎大輔)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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