もっとなにか別のものを磨いておくように、というアドバイス
当然そういうレベルの人材を採用しようと思うのは、そういう人材を活用できて利益をあげられるという企業だ。
つまり、
・言われたことを疑わずにひたすらやってくれる人材
・給与は安いほうがいいので、新卒でOK
・難しい仕事ではないので、新卒で十分OK
・長期的に育てるつもりがないし、将来の面倒を見る気もないので、3年くらいはたらいてくれればOK
という企業の人材のニーズに見事にマッチする。そういう企業にとっては、他になんの取り柄もなくても、何も考えずに手書きの履歴書を徹夜で20枚も30枚も書いてもってくるような人材は、喉から手がでるほどほしいとおもう逸材だろう。ぜひ安い給与で囲い込みたいに違いない。
まあ以上は皮肉である。つまり、手描きの履歴書しかアピールするものが無くなる前に、もっとなにか別のものを磨いておくように、というアドバイスだ。そうすれば、履歴書がどうのとかいうのは気にならなくなるだろう。(大石哲之)