今や、コミュニケーションツールとして、若者を中心に欠かせないものとなった「LINE」。最近では、新入社員が、「欠勤・遅刻」などの連絡を、LINEで行うケースも珍しくないという。
2015年も、新入社員を職場に迎えた4月以降、ツイッターでは早速、先輩らの「怒りの声」が、続々と投稿されている。
「会社に電話する」ってことを教えないと
「朝にLINE見たら、遅刻するっていうメッセージが新人くんから送られてきてるんだけど。会社に連絡してくれよ」、「遅刻欠勤連絡は『会社に電話する』ってことを教えないと、LINEでしようとする最近の新卒たち・・・」
というのは、まだ優しい(?)方で、
「新人が昨日、今日と2日間、風邪で休みますってLINEで連絡来たきり、音沙汰なし。休むのもいいし、辞めるなら辞めるでいいんだけど、連絡ぐらいしっかりしろや!」
と、頭にきている人や、
「社会人を甘くみたらだめだよ。新人さんよ。出勤2日目で朝礼の時間に来ない、会社に連絡もない、夕方連絡きたと思ったら体調悪くて寝てました、電源切れてました、連絡の手段はLINE・・・」
と、ため息混じりの人もいる。手段はなんであれ「連絡したから、いいじゃん」と考える新人も、中には、いるのだろう。
J-CAST会社ウォッチの記事「『LINEで欠勤連絡』はアリですか?~」(2015年2月23日配信)で行ったウェブ投票の途中結果(4月11日時点、約1880票)をみると、8割と圧倒的多数が、「ナシ。メールもナシ。電話するべき(79.9%)」。次いで、「メールならOK(9.4%)」、「LINEでの欠勤連絡、アリでしょ(8.1%)」「その他(2.6%)」だった。やはり、欠勤の連絡手段は「電話派」が圧倒的だ。
「既読」機能があるから便利、との声も
一方、若手女性(とみられるアカウント)からは、次のような不満も。
「上司に電話して、留守だったから留守電いれて、LINEでも伝えて、先輩達3人にLINEで連絡もしてるのに、それでも『会社に連絡入れてる?』って、まるで無断欠勤したかのような連絡が、今来たのは何故なんでしょうか・・・」
さすがに、これはちょっと「かわいそう」な気もする。
まとめサイトでは、欠勤連絡にLINEを使うことについて、肯定的な意見もあった。「LINEは既読あるから、ちゃんと伝わったことがわかって便利だよね」、「個人的にはアリだと思う。普段からLINEやるような間柄なら」など、「既読」の機能が便利だから、とか、親しい同僚ならアリ、という考えもあるようだ。もっとも、「親しい間柄」がどこまでか、判断がつかない新人のうちは、LINEでの欠勤連絡は避けたほうが無難かもしれない。(KH)