あえて「外さない」人たちの真意とは?
質問サイト、「Yahoo! 知恵袋」には、「なぜ社員証を首からぶらさげたまま社外に出るのでしょうか?」との投稿があった(2014年7月19日)。投稿者は、昼休みに、「社員証の入った名札をしたままコンビニに行ったり、お店でランチしている人をたくさん見かける」という。「外し忘れか?」と思って見ると、「会社の仲間複数人で行動されている方でも(外していない様子を)見かけるので、あえて外していないように思います」。投稿者は、こうした人たちに、かなり怒りを覚えているようで、「自分がどこの会社の誰それということを、仕事と関係のない他人に見られることは全く気にしないのでしょうか?」と、問いかけた。
回答者からは、「多くの場合、会社から義務付けされていますね」との意見が。「身分証を下げて行動することで、会社の看板を背負っているという責任感を持たせ、自分の言動を抑制させること」が、会社の目的だという。中高生が、「制服を着て名札をつけていると悪いことができない」のと、同じ論理だろうか。「うちも社員証は必ず、分かる位置につけるように言われていますから、外すのが面倒でそのまコンビニへ行ったりします」という人からは、「あそこの会社の人が〇〇していたと言われないように、行動には気を付けています」との声もある。
「ベストアンサー」に選ばれたのは、結局、「大抵の企業は首からぶら下げてる社員証を、会社のゲートにかざさないと入れないので、たかだか昼休憩くらいで外す習慣がないだけだと思います・・・」。ただ、「面倒くさいだけ」というのが、多くの人のホンネかもしれない。(KH)