「遅刻さえしなければ大丈夫」説も
一方、回答の多くを占めたのは、「10~15分前で十分」との声だ。8時30分始業が多いようで、「会社の風土によって異なりますが、一般的には8時20分です。エコ推進で電気代の節約などの為、あまりに早い出社を禁止している場合もあります」とか、「私は余裕を持って10分前には着くようにしてます」などの意見が、目立った。
悩める投稿者が、ベストアンサーに選んだのは、次の意見だ。「会社の職務規定など取り決めの中で、『始業の○分前に出社すること』などと明記されていなければ、遅刻さえしなければ大丈夫。始業時に自分のデスクで仕事を開始できていれば問題はありません」。ただ、その回答者によれば、「就業規定で明記されていなくても、『始業の何分前までに出社するか』という感覚が、日本人は一般的に『早い』」という。始業の2分前に駆け込んでも、間に合ってさえいればOK、という感覚だと、日本企業では「『遅い』となってしまう」。よって、「15分前には、出社している日本人が多いと思います」。やはり、15分の余裕は持っておいた方が、良さそうだ。
ちなみに、新入社員の場合は?ライフネット生命(本社・東京)の社長兼COO、岩瀬大輔氏は、自身のブログで、「入社2日目の明日からできる、簡単なこと」の例として、「毎朝、定時より30分前にきっちりした身なりで出社し、新聞を読んでなさい」と、アドバイスしている。「簡単なことだが、もしこれを1年間、1日も欠かさず続けることができれば、1年後には皆さんの社内における信頼は確実に高まっていることだろう」(2014年4月1日)。
いずれにせよ、明日の朝、遅刻にはご注意を。(KH)