もし日本の本屋が「英語本だらけ」だったら カンボジアの書店で考えたコト

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一番価値があるものは、モチベーションかも

   一方、日本には日本語だけで卒業できる大学が掃いて捨てるほどありますし、かなり高度な専門書まで日本語訳がされています。

   日本にいて、日本の大学の図書館とかをみて、6階建ての本屋とかに出入りしていると、当たり前だと思っているこの現実は、カンボジアの学生からしてみたらアメイジングなことだったりするのです。

   こういう点で、日本に生まれてきたのは本当にラッキーだなと思う反面、日本人がグローバル言語である英語を習得するのが苦手な原因はこれだと思うと、残念だなと思ってしまいます。

   人間、必要に迫られないと全力を出すのは難しい。しかし、日本にいると英語を覚える必要性は、カンボジアなどの国に比べたら極端に少ない。これをいい方にとるか、悪い方にとるか。

   まあ、日本語がネイティブかつ英語がそれなりに喋れるだけで特別扱いされるからラッキーくらいに思って、真面目に英語を勉強するのが一番健全だと思います。カンボジアでは、レストランのウェイターなんかはともかく、大卒ホワイトカラーで英語が喋れるのは当然で、なんの差別化要因にもならないですからね。

   豊かな社会で、一番価値があるものは、モチベーションなのかもしれません。


   そんな、カンボジアの現在の様子を、私と、カンボジアで人材会社をゼロから作った起業家で語ります(2015年5月2日、東京)。ご興味のあるかた、是非ご参加ください。詳しくはコチラから。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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