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地方銀行の統合・提携

   【ニュースの無理やり20字まとめ】地方銀行の統合・広域提携が進む


   【解説】金融志望の学生のよくある自己PRが「地域(社会)に貢献したい」です。特に地方銀行・信用金庫だと異様に増えます。

   が、大体は落ちていきます。地域貢献を強調されても、地方銀行・信用金庫の仕事はそれだけではないからです。

   さらに、拍車をかけているのが、この広域提携です。

   これまで地方・地域ごとにあった銀行・信用金庫ですが、人口減少や低金利の影響で単独での生き残りが難しくなりました。

   きらやか銀行・仙台銀行、東京都民銀行・八千代銀行、福岡銀行・熊本銀行・親和銀行、肥後銀行・鹿児島銀行、横浜銀行・東日本銀行などが統合・再編に踏み切っています。

   さらに2015年4月には、トモニHD(香川銀行・徳島銀行)と、大阪が地盤の大正銀行の経営統合検討のニュースが流れました。

   この地方銀行の再編・広域提携はさらに進む見込みであり、地元に就職したつもりが、別の地方に異動になる、というケースも増えていくかもしれません。


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石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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