「履歴書は手書きか」論争に踊らされる就活生 答えはもう出ています

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業界別だとITはPC作成が多数

   手書きか、PC作成推奨か、業界別で言えば、PC作成推奨は、IT業界とベンチャー企業など。

   手書き推奨は、商社、メーカー、金融などで、それぞれ多数を占めています。

   そもそも論として、選考書類として提出する履歴書ないしエントリーシート(ES)は、以下のパターンがあります。

1:手書きで提出するよう指定
2:PC作成で提出するよう指定
3:手書き・PC作成の指定がない状態で提出
4:オンラインで受け付ける(リクナビのオープンESなども含む)
5:履歴書・ES以外のものを提出
6:提出物がない(内定後に保管書類として履歴書を提出、なども含む)

   多いのは、3・4ですね。6もエントリーだけでなく、説明会・選考申込みをナビサイトで済ます企業が増えているので、そこそこあります。以前にご紹介した「日本一短いES」(メールアドレスの記入のみ)の三幸製菓も該当するかな。

   手書きかPC作成かをわざわざ指定する1・2は、それほど多くありません。5は総合職だと、ロート製薬(往復はがきで選考受付)、ライフネット生命保険(重い課題)など少数派。

   さて、上記6パターンのうち、4~6の企業は、手書き論争とは無関係なはず。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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