「指で操作」にさようなら タブレット用「鉛筆」の衝撃

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   iPadなどタブレット端末を持っている読者は多いだろう。では、タブレット端末を操作するための「鉛筆」があることはご存知だろうか。そして、指で操作するよりも意外と便利だということを――。

   iPad対応のスタイラスペン「Pencil」が先月(2015年3月)19日、日本に上陸した。大工が使うために不安定な場所でも転がらないよう長方形になっているカーペンターペンシルをモデルに作られ、鉛筆のような質感を実現しているという。

アプリと連携してユーザー同士つながる

鉛筆?
鉛筆?

   クルミ材を使用した「Walnut」(税込9072円)、アルミ材に黒鉛の質感を再現した「Graphite」(8424円)、ゴールドカラーの「Pencil Gold」(8424円)の3タイプで、第3世代以降のiPad、iPad miniに対応。90分の充電で約1か月間、使用できる。

   特に「手書き派」のひとには一見の価値あり。面圧感知機能でスクリーンに当てるペン先の角度を変えることで様々な太さの線を表現したり、ペン先の反対側に搭載された消しゴム機能を利用して、書いた絵や文字を消したりすることができる。指による操作よりも直感的だ。

   Pencilにはデジタルならではの使い途も。世界で1300万ダウンロードされた、iPad用の無料スケッチ・メモアプリ「Paper」と連携しており、併用することで水彩、色鉛筆、万年筆のような線を表現することが可能。

   さらに、アプリ内のユーザーコミュニティ「Mix」と合わせて使うことで、仕事仲間などとアイデアを書き出すなどコラボレーションすることもできる。ちなみにMixは、開設から157日で世界192か国の100万人の参加者が登録した。

   アプリでは好みのデザインを表紙に設定した「ジャーナル」を作成でき、「旅先でのスケッチ」「企画アイデア」など、用途に応じて使い分けることもできる。作成したジャーナルは、紙の「モレスキンノート」に印刷することもできるという。

   紙に手書きした方がアイデアが出やすいということはあるだろうが、そのあと議事録をワードファイルなどデジタルに落としこむ作業はとても面倒。生産性を高めてくれるか、一度確かめてみるのもよさそうだ。Apple Store、Apple Store オンラインショップで発売されている。(岡徳之

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