3月は、送迎会や、年度末の飲み会などが多い時期だ。二次会で「カラオケ」に行く機会も増えるだろう。親子ほども年の離れた上司や、全く趣味の合わない同僚と、「いかにカラオケで『ノリ』を合わせるか」苦労しているビジネスパーソンも、結構いるようだ。そんな「カラオケ二次会」を乗り切るために、注意すべき点は?
年長世代とのカラオケで、若者の5人に1人が「痛い」
ニュースサイト、しらべぇが、10~20代の若者100人に対し、「年上の人とのカラオケで『痛い!』と思ったことがある?」と聞いたところ、21%が「ある」と答えた(「年上世代のカラオケ選曲が『痛い』と思っている若者の割合は? 最強の曲選びも紹介」2015年3月11日)。記事によると、「アイドルソング」や、「歌いあげる系の歌謡曲」は、特に「痛い」と思われがちという。
ツイッターでは、「職場カラオケで、上司が歌ってた井上陽水の『傘がない~』って曲が頭から離れない。コンビニで買えよ」とか、「上司(57歳の♂)が倖田來未の『キューティーハニー』を踊り狂いながら歌ってて、お腹がよじれる程笑いながら泣いた。笑い疲れた」、「シャイ属性の上司が歌った曲が『ワンナイトカーニバル』で、これまで聞いた中で1番のワンナイトカーニバル感を感じたよね。すごく衝撃を受けました・・・いいものをみた・・・そう思います・・・」などの声が。昔のヒット曲に、全く共感できなかったり、ノリノリで踊り出す上司に複雑な気持ちになったり。カラオケでは、日々、色んなことが起きている。
「カラオケ二次会」を嫌がる若者は多い。ツイッターでは、「職場でカラオケ行くことになるかもしれなくて嫌だなー。とりあえずアナ雪歌えればいい? それも、もう時期はずしてる?」とか、「上司の前でアニソンとか歌えないしw昔歌ってたJ-POPを引っ張り出そうとしてるけど、割と忘れてるしマジどうしようwww」など、選曲が難しい、自分の趣味を出せないので辛い、といったつぶやきが目立つ。いかにしてカラオケを乗り切るか、皆悩んでいる。
和田アキ子の「ハッ!」がオススメ
ツイッターでは、こんなアドバイスをする人もいた。「上司にカラオケを歌えと言われた時は、なるべく短い曲で盛り上がるものを選びましょう。和田アキ子の『古い日記』は、みんな『ハッ!』って言ってくれますし3分ないのでオススメ」。確かに、盛り上がりそうだ。他にも、「俺は会社に入った時、上司に気に入られようとチェッカーズをよくカラオケで歌ってた」という人も。往年のアイドルソングは、覚えておいて損はないだろう。
ただ、堂々と趣味を出して「成功」したケースもあるようだ。ツイッターでは「昨日、職場の飲み会があってカラオケ行ったんだけど、だんだん飽きてきたから、キスマイ(Kis-My-Ft2)歌っちゃえと思って『僕らの約束』歌ったら、偉い人が『これは良い曲だなぁ』って大絶賛? キスマイの曲はオヤジにも響いたよ!」とか、「職場の人達とカラオケ行った時、私、三代目(J Soul Brothers)しか歌わなくて、みんな私の番になると『誰の曲?入れたの誰?』って言ってたけど、三代目の曲の良さを知って欲しくて一生懸命歌ってたら、皆だんだんきいてくれるようになった!」という人も。吹っ切れたのか、「上司(ほぼみんなお父さん世代)とのカラオケ、もういいやと思いモンパチ熱唱しました、あざっした」という人もいた。たまには遠慮せず、全力で自分を出してみるのも、アリかもしれない。(KH)