「僕が出世しない理由は正にそこです」
出世するタイプはスポーツを本気で追求するが、そうでないタイプは、単なる趣味・レジャーとして楽しむ・・・こうした内容をツイートしたところ、色々と反応を頂きました。ある人は、「一理ありますね。僕が出世しない理由は正にそこです。ゆるーい趣味の方が仕事より数倍楽しい」というご意見。仕事より没頭できる対象があるからこそ、仕事はほどほどに・・・というタイプかもしれません。それはそれで「アリ」ですよね。
一方、興味深かったのは、「大人になってから競技スポーツや異性やビジネスなどに過剰に夢中になる人のベースのエネルギーはコンプレックスだと思いますよ」というご意見です。学生時代に、なんらかのコンプレックスがあったからこそ、大人になって、それを克服するために、仕事にもスポーツにも全力投球せずにはいられない。そんな人も、男性を中心に、結構いるのかもしれません。「学生時代に死ぬ程、(スポーツを)練習した人ははまりません。いや、むしろ後悔のある人ほど追い込んで、それを糧にビジネスに走ります」という方もいました。
知人に、こうしたツイート反応があったと言ってみたところ、「分かる! 自分も学生時代、体育会に入ったけど、上下関係があまりに厳しいからやる気がなくなっちゃったんだよね。その後悔を引きずって社会人になったから、仕事では上を目指したいのかもしれない」と、共感していました。青春時代のコンプレックスが、将来、「仕事」と「スポーツ」に精を出す糧になっている。男性で、こうした傾向がより強いというのは、面白いですね。ちなみに私は、学生時代、コンプレックスだらけでしたが、それを今どうやって解消しているのかというと・・・やっぱり「仕事」かもしれません。(北条かや)