こんな上司にはついて行かない 部下は見ている「アノ時の姿」

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「優しさ」と「厳しさ」の両方が必要

   部下にチャレンジさせたいのであれば

「失敗しても責任は俺が取るからやってみろ」

の一言で、部下の背中を押すことができるかだどうかだと思います。

   もし、部下が失敗したとしても身の丈にあった失敗であることが多く、上司が対応できる 範囲なのではないでしょうか。

   公平に接するということはどういう点からかと言うと、人の好き嫌いや、男性と女性の性の違いについてです。最近よく聞くのは男女の公平性です。女性だからこのくらいまで、男性には厳しくするというのは、一見すると女性にとって良さそうな感じに見えますが、女性からは逆に平等に扱って欲しいと思うようです。女性も男性と同じように接した方が逆に良いのです。特に意識の高い女性はなおさらのようです。

   部下から信頼されるには、根底に「優しさ」と「厳しさ」の両方が必要です。

   部下が働きやすいように配慮したり、仕事を教えたりするということは大事です。

   総じていえば配慮するということですが、これは優しさになると思います。

   しかし、優しくしているだけでは部下は育ちません。逆に上司に依存するぶら下がり社員になってしまうこともあるのです。

   ハードルの高い仕事を与える、要求水準を上げる、負荷をかけるようなことをわざとやる、あえて理不尽なことを言うといったことは厳しさになるかと思います。

   前回、刀を作る過程の中で「叩く」ことの必要性をお伝えしましたが、ここでも当てはまることです。良い刀を作るには叩かないとダメなのです。

   厳しさだけでだと部下は息苦しくなり、心が折れたり、逃げたくなったりします。

   厳しさと優しさのどちらかを持ち合わせている人はいますが、バランスよく持ち合わせた上司はなかなかいません。これは難しいことだと思います。

   基本的なことばかりですが、全部やるのはなかなか大変ですね。(野崎大輔)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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