最終面接で会社幹部ドン引き 学生が「聞いてはいけない」質問集

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面接での質問も実は選考のうち?

   一方、面接など選考中の質問、特に「それでは最後に質問はありますか?」への切り返しは、就職・キャリア関係者によって大きく分かれます。

   何でもいいから質問を、とする人と、特になければないでいい、とする人と、二派に分かれます。

   前者の「質問をするべき」と主張する人は、それだけ、その企業への関心の高さを表すから、としています。

   私は、後者の「特になければないままで十分」にやや近い方です。

   質問できるのであれば、質問はした方がいいことは確かですが、何でもいい、と言うわけではありません。

   たとえば、最終面接で社長がいる前で、

「ところで給料はいくらでしたか?」

と質問して、社長以下、役員がドン引き。せっかくの高評価がこの質問でひっくり返り、内定が出なかった、という例もあります。

   給料以外でも、福利厚生や企業の業務内容など基本情報、自社批判につながりかねない話もアウト。それから、面接でよく出るのが、学生の面接内容に対するフィードバックの要求です。

   企業によっては、面接後に、面接内容についてフィードバックをしているところもあります。

   ですが、やっていない企業に対して、それを求めたところで、それは学生側の傲慢というものです。

   「最後に質問は?」と言いながら、実は結構見ているので、これも選考のうち、と言えなくもありません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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