最終面接で会社幹部ドン引き 学生が「聞いてはいけない」質問集

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質問は何でもいいからすればいいのか

   それでは、学生は、どんな質問をすればいいのでしょうか。これは、説明会・合同説明会か、面接かで異なります。

   説明会・合同説明会の場合、企業のことを分かっていない学生が多い、という前提があります。なので、企業そのものについて聞くのもOK。調べればわかる話でも、まあ、問題はありません。

   ただ、給料や福利厚生なども微妙。調べればわかることも多いですし、給料などは社員によっても異なる企業も多いので、聞いてもあまり意味がありません。

   明らかにアウトとなるのは、「単なる感想・主張」「複数質問」「社員にとって答えづらい話」の3点。

   1点目は、何の質問をしているのか、よくわからず、答えづらいというケースがよくあります。

   2点目はよほど人数が少ないとか、質問をする学生が他にいないならまだしも何度も、というのは、まずいでしょう。

   3点目は、「社長ならどう変えたい?」「学生に戻るとしたら本当にもう一度受け直す?」など。答える社員にとっては、自社批判につながりかねず、説明会などで簡単に答えられるものではありません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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