「最近の学生はダメ」説に反論 時代に合わせた工夫こそ必要だ

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   3月になってすっかり春めいて...なんてことを言っていると雪が降ったりするけれど、卒業の季節がやってきた。今(2015)年は、大きな「えっ...」(「えっ...」については、過去記事を参照してね)もなく、卒業予定の学生は「予定通り」卒業できそうである。

   おめでたい事である。入学当初は絶句してしまう言動&行動ばかりだったリケジョ、リケダンも4月から社会人とし大人の行動ができるようになったと思う・・・多分。

「教育に多様な問題」は、いつの時代にもあったことでは?

もうすぐ、また入学式だ
もうすぐ、また入学式だ

   さて、私もこの記事を最後に連載を退学・・・いや卒業させていただこうと思う。これまで私の稚拙な記事にお付き合いいただき、感謝している。しかし、まあ、最後なので好き勝手に書かせていただくが、昔もちらっと書いたけど、たまに聞く「最近の学生は...」とか、「最近の教員は...」とかいう言葉には違和感をもっている。

   たしかに、時代とともに教育機関の役割やあり方も変わってきていると思われるし、大学の教育に関しても、地域によっては7割の高校生が大学に進学する時代であり、昔はなかった問題が多々起こっていることも事実であろう。国際化の波もおしよせ、超高齢化社会、若年層の減少という事も教育のあり方に大きな影響を及ぼしているのも事実であろう。

   まあでも、教育に多様な問題を抱えているということは、いつの時代にもあったことじゃないのかなぁ~。だって、100年前と70年前と30年前の教育が同じだったわけがない。寺子屋の教育はどうだったの?明治維新にはどう対応したの?戦前戦後の教育はどうしたの?男女共学になった時は...などなど、いつもその次代にあわせて教育を行ってきたわけでしょう。

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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