花粉症に理解ない職場なんて消えてしまえ! VS「辛さ知らない」社員との攻防

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   今年も、花粉症の季節がやってきた。今(2015)年の花粉の量は、北陸・関東甲信・東北地方で、前年比「2~3倍」になるといわれている(日本気象協会)。「鼻がムズムズするし、目はかゆいし、とても仕事にならない」という人も多いだろう。

   花粉症の悩みは、そうでない人には、なかなか理解できない。「どうして、そこまで辛いの?」と、無神経な発言で、周りをイラッとさせてしまう人もいるようだ。そんな職場で起きている、「花粉症社員」VS「そうでない社員」の諍(いさか)いと、それを上手くかわすテクニックとは。

3割が「花粉症」

ううう・・・
ううう・・・

   ツイッターでは、「花粉症ひどすぎて仕事にならない・・・」とか、「今回これまでにないほど花粉症が酷く、毎日、職場で鼻にティッシュぶっ刺していないと仕事にならないくらい鼻水垂れる」といったつぶやきが、毎日のように投稿されている。環境省の花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)も引用している調査結果によると、日本人のうち、29.8%が花粉症患者。3人に1人が、この時期を何とか乗り切ろうと、奮闘している。マスクにティッシュ、目薬など、あらゆる対策を講じる人もいる。ただ、「花粉症の薬飲んだら、驚きの眠さ・・・仕事になりません・・・起きてるのがやっとだわ・・・」という人もおり、花粉との闘いは、なかなか終わりが見えない。

   毎日のように同僚と顔を合わせる職場では、「この花粉症の辛さを理解して、配慮してほしい」という思いも募るのだろう。花粉症患者とみられる人たちからは、「(花粉症で声が変わって)早速、職場の人に『ヘリウムガス吸った?』と言われた。花粉症じゃない人にはつらさ分からないわ!」とか、「花粉症すら理解のない職場だから、潰れたらいい!『私、花粉症じゃないからその辛さわかんないも~~~ん』って言われましても><」と、怒りを露わにする人が目立つ。花粉症でない同僚の「無神経な発言」が、イライラの要因となっているようだ。

「同情して薬までもらった。泣ける・・・」

   一方、花粉症ではない人からは、こんな声も。ツイッターでは、「職場で前に座ってるおじさん、鼻炎と花粉症で、なんか息というか・・・醸し出すにおいが臭い~!しかもくしゃみひどくて、めちゃくちゃ耳痛い。なんでおじさんのくしゃみってあんなに破壊的なわけ?」と、不快感を隠さない人も、結構いる。

   また、自分は「花粉症じゃないからなー、みんなと辛さを共有できない(笑)。便所でスマホいじってるけど、そろそろ仕事戻ったほういいよな」とか、「花粉症の辛さ知らなーい」と、お気楽そうな人がいる一方、「職場でも家でも、花粉症じゃないことを責められてる」せいか、「花粉症の辛さがわからなくてごめんなさい・・・」と、低姿勢になる人もいる。

   花粉症の不快さは、経験してみないと分からない。だからこそ、他人同士が集まる職場では、特に配慮が必要なのかもしれない。ツイッターでは、花粉症患者とみられる人たちが、周りからの一言や、さりげない気遣いに救われた、との声も目立つ。「花粉症が悪化してきたのか、仕事場の人みんなに可哀想な人を見る目で見られた。同情して薬までもらった。泣ける・・・」とか、「鼻ムズムズするし、目から涙出る。でも、バイトの男の子がマスクくれた!感謝!」という人もいた。ちょっとした気遣いで、花粉の時期の「職場コミュニケーション」は、円滑になるのかもしれない。(KH)

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