「本物のベンチャーは自分のことをベンチャー企業だと言わない」
30代の頃、「あるベンチャー企業に転職し、そこが急成長する過程でその中心メンバーの1人として働いたことがある」という人からは、「あなた自身が、面接でオーナーを評価するしかありません」とのアドバイスが寄せられた。面接で、真剣に社長を見て、「信頼できると思ったら、その時はあなたの意志でその会社に賭ける事ですね」という。
別の回答者からは、「そもそも本物のベンチャーは、自分のことをベンチャー企業だと言っていないことが多い」との意見が。いわく、「本当のベンチャーは、誰かが買うかどうか不確かでも、絶対に社会に貢献するものだといって作り始めているはず」で、「当然赤字ですし、持ち出しもしている」。将来が約束されていなくても、「何かに突き動かされるようにやるんです」。こうした働き方は、「普通のサラリーマン意識」からすれば、「ブラック」かもしれないが、仮に成功すれば、「みんなが一緒になって、爆発的な幸福に浸ることができる」。たとえ苦しくても、夢に向かって、採算度外視で突き進むのが「ベンチャー企業」ということか。
いずれにせよ、リスクは大きい。それが怖いなら、「ベンチャーよりは大企業のほうが、質問者さんには向いているような気がします」ということかもしれない。(KH)