晩婚化・未婚化が進んでいる。内閣府の「少子化社会対策白書」(2014年版)によると、約30年間で平均初婚年齢が男性で3歳、女性で4歳上昇。50歳時の未婚率を示す「生涯未婚率」は2010年、男女ともに過去最高を記録した。
晩婚化・未婚化は、仕事にまい進する女性の増加も一因と指摘されている。「いつかは結婚したいけど、忙しすぎて出会いがない・・・」という女性もいるのでは。中には「婚活のために仕事辞めた!」という、「寿退職」ならぬ「婚活退職」に踏み切る人もいるようだ。
「このまま三十路になるのか・・・」、2年で退職
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に、「結婚したいがために仕事をやめた私は浅はかだったでしょうか?」というトピックが投稿された(15年2月26日)。
相談者は、今年25歳になる女性。大学卒業後、テレビ局でADを2年間務めたが、3月末で退職するという。
一番の理由は、朝から晩までロケ続きの生活による「出会いのなさ」。将来の目標が「結婚して子供を産んで、平凡な毎日を送ること」だそうで、「私はこのまま三十路になり、仕事を理由に結婚が遅れていいのかと悩みました」。奨学金の返済も終わっていないが、ついに退職を決断したという。
「仕事を変えたらすぐに結婚ができるかといえば、そうは言えません。でも、合コンにいったり出会う時間は作れるようになります。すべては結婚のためにくだしたこの選択は間違っていたでしょうか」
と、意見を求めている。
回答欄には、
「大学でたのにもったいないことです。奨学金も返済してないのに金に余裕がない?そんな女性と結婚したいと思うかなあ・・・」
「借金返してから退職すべきだったと思います」
など厳しい意見もあった。一方で、
「何歳までに母親になりたいのか、そのためには何歳までに結婚すればいいのか、【具体的なリミット】を設けることで、あなたの今日・明日・半年後・一年後の【行動】が変わるのです。心して。仕事を辞めるのですから、【合コン】だけでは【甘い】です。手当り次第に【友人知人の紹介】や【結婚相談所】を積極的に活用しましょう」
と、相談者への具体的な婚活アドバイスも寄せられた。