現地の人から現地語を学ぶ その計り知れない「効果」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   海外起業体験プログラム、サムライカレープロジェクトでは、若者に海外で働く経験を積んでもらうために、特に最初の1週間はカンボジアに慣れ、カンボジアを知ってもらうために、毎日ミッションをだして、こなしてもらいます。

   そのミッションの中で、2かに1度くらい行われるファーストミッションがこれです。

「サムライカレーのカンボジア人スタッフに、クメール語で自己紹介をするでござる。(ただし、サムライカレーのスタッフに習ってはダメでござる)」

話しかけたら仲良くなってくれる

「自己紹介」はこんな感じ
「自己紹介」はこんな感じ

   現地に来て1日観光をしただけの研修生は、朝一でいきなりこれを言い渡されて、外にほおり出されます。

   とはいえ、どうにかこうにか覚えて、帰ってくると、まるで面接のようにサムライカレークメール人スタッフが待っています。彼らの手元には評価シートが。自己紹介は様々な項目で評価され、得点が付けられ、規定の点数より低かった場合はやり直しで、また外にほうり出されます。

   このミッションには2つの狙いがあります。

1:カンボジアの人たちが気さくで、話しかけたら仲良くなってくれる人だと言うことを知る
2:現地語を話すと、現地人と仲良くなれることを知る

   プノンペンの町には、平日の昼間から暇そうにぶらぶらしている人たちがたくさんいます。そういう人たちの中には多少なりとも英語が話せる人もいますし、自分が話せなくても英語で話しかけると一生懸命会話しようとしてくれますし、ダメなら周りにいる英語が話せる人を連れてきてくれます。

   彼らにとっては話しかけてくれる外国人は友達で、友達と話すことは楽しくてしょうがありません。なので、非常に手厚く、おせっかいなほどに一生懸命教えてくれるのです。

   そして、そうやって覚えたクメール語を、現地の人たちやサムライカレースタッフに使うと非常に喜んでくれます。それは、我々日本人に置き換えてみるとわかります。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
姉妹サイト