海外起業体験プログラム、サムライカレープロジェクトでは、若者に海外で働く経験を積んでもらうために、特に最初の1週間はカンボジアに慣れ、カンボジアを知ってもらうために、毎日ミッションをだして、こなしてもらいます。
そのミッションの中で、2かに1度くらい行われるファーストミッションがこれです。
「サムライカレーのカンボジア人スタッフに、クメール語で自己紹介をするでござる。(ただし、サムライカレーのスタッフに習ってはダメでござる)」
話しかけたら仲良くなってくれる
現地に来て1日観光をしただけの研修生は、朝一でいきなりこれを言い渡されて、外にほおり出されます。
とはいえ、どうにかこうにか覚えて、帰ってくると、まるで面接のようにサムライカレークメール人スタッフが待っています。彼らの手元には評価シートが。自己紹介は様々な項目で評価され、得点が付けられ、規定の点数より低かった場合はやり直しで、また外にほうり出されます。
このミッションには2つの狙いがあります。
1:カンボジアの人たちが気さくで、話しかけたら仲良くなってくれる人だと言うことを知る
2:現地語を話すと、現地人と仲良くなれることを知る
プノンペンの町には、平日の昼間から暇そうにぶらぶらしている人たちがたくさんいます。そういう人たちの中には多少なりとも英語が話せる人もいますし、自分が話せなくても英語で話しかけると一生懸命会話しようとしてくれますし、ダメなら周りにいる英語が話せる人を連れてきてくれます。
彼らにとっては話しかけてくれる外国人は友達で、友達と話すことは楽しくてしょうがありません。なので、非常に手厚く、おせっかいなほどに一生懸命教えてくれるのです。
そして、そうやって覚えたクメール語を、現地の人たちやサムライカレースタッフに使うと非常に喜んでくれます。それは、我々日本人に置き換えてみるとわかります。