就活序盤、「危険度ダブルA」の勘違い

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●就活はゆっくりでいい

危険度・・・AA

   評価:今年(2016年卒)は、そんな悠長なことを言っていられません。さっさと行動するように。行動とは、説明会参加などです。

   後ろ倒しについては、本連載の第2回、第17回などでも触れていますが、ほとんどの企業は守りません(守るわけがない)。

   さらに、大学教員からは、

「就活後ろ倒しの趣旨を分かっていない企業が多くて困る」

などの意見もあります。が、大学教員が困るかどうか、ではなく、現実に、動いている以上、学生は早めに動かないとかわいそうですねよ、という話です。

   上西充子・法政大教授は、Yahoo!個人の記事「就職・採用活動は一律のスケジュールでは進まない現実を踏まえて、冷静な対応を」で、学生に対して「むやみに焦るのは禁物」としています。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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