就活序盤、「危険度ダブルA」の勘違い

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●人と接することが好きだから××業界

危険度・・・A

評価:営業嫌いの逆ですが、これも危険。そもそも論として、あらゆる業界・職種は人と接するのが当たり前なんですね。

   航空・観光・アパレルなどの業界に多数出現する勘違いですが、意外なところでは、パチンコ業界。

   この業界、採用難である割に、採用予算が潤沢であるところがポイント。合同説明会の参加も積極的ですし、採用動画などの展開もかなりお金をかけています。で、その気になった学生も出てくるのですが、ここで他の業界・企業の説明会に参加したかどうかで大きく分かれてきます。積極的な学生なら、色々見て回る中で「人と接する仕事はいくらでもある」と考えていきます。

   ところが、消極的な学生は、パチンコ業界の説明会だけで満足し、「これこそ、目指す企業」と思い込んでしまいます。

   こういう学生を生み出すパチンコ業界の採用戦略も罪作りですが、やはり、最大の問題は学生の勘違いです。

   しかも、こうした勘違い学生がパチンコ業界にとって欲しい学生か、と言えばそうでもありません。人不足のはずのパチンコ業界ですら、敬遠してしまう学生が多く、結果、大苦戦してしまう、というケースがそこそこあります。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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