アメリカの自動車メーカー「フォード」が、あらためて「走り」や「スピード」の楽しさを消費者に実感してもらおうと、5人の独身男性にドッキリ企画を仕掛け、その模様を動画で公開した。
まずフォードは、彼らを一人ずつ別々にカフェに呼び出した。いずれのケースでも、そこに現れるのは「金髪の美女」。この時点では、だれもが「ラッキー」、そう思ったに違いない。あとで冷や汗をかくとも知らず・・・。動画は、5人の男性それぞれの映像を編集して、「カフェの場面」などステップごとに同時進行風にまとめている。
「このクルマがどれぐらいやれるか、おれが見せてやるよ」
カフェでちょっとした談笑のあと、美女が男性を誘う。「外にクルマを止めているの。もし良かったら乗らない?」。
断る理由もなく、いずれの男性も言われるがままに店の外へ。そこに止まっていたのは、フォードの真っ赤なスポーツカー。この時点では、まだ誰も疑っていないようだ。「This car is awesome!(いいクルマだね!)」などテンション高めだ。
先にネタばらしをしておくと、この金髪の美女、実はプロの「スタントドライバー」なのだ。つまり、エクストリームな運転はお手のものなわけで・・・。しかし、まだ美女の芝居は続く。
「マニュアル車の運転の仕方がほんとよく分からなくて・・・」。すると、男性たちは「代わりに運転しようか?」「このクルマがどれぐらいやれるか、おれが見せてやるよ」と、自慢気に助け舟を出そうとする。
少しは運転に慣れてきた(という設定な)のか、また談笑を始める。しかし、男性たちの週末の過ごし方などの話はどこか自慢っぽくてつまらない。中には、「I'm a Ninja.(おれは忍者なんだよ)」と妙な冗談で、車内の空気をおかしくする者も。