「作り笑い」でもOK
落ち込んだ時に、ジャンプなどしているヒマはないという人にも、朗報だ。日経新聞電子版の記事、「『笑うと健康になる』を遺伝子レベルで検証する 体と心に効果あり」(2015年2月16日)によれば、笑うことで「ストレスに強くなる」可能性があるという。
記事では、ラットに「くすぐり刺激」を与えて、「笑わせる」実験結果を紹介。くすぐり刺激を継続的に与えられたラットは、そうでないラットに比べ、次の実験で「恐怖ですくむ回数が明らかに少なかった」という。東京家政大学の大西淳之准教授のコメントによれば、自然に笑えない人は、『作り笑顔』でもOK。特に楽しいことがなくても、笑顔を作るだけで顔の筋肉が反応し、脳は「笑っている」と「錯覚」するので、気分がほぐれるという。仕事でストレスを感じた時には、作り笑顔で脳を『騙して』、気分を上げることができるといえそうだ。
ツイッターでは早速、「笑ったもの勝ち! たとえ作り笑いでも効果はあるので、笑わにゃそんそん(笑)」とか、「作り笑いしよ!」などのつぶやきが見られた。確かに、仕事でミスをして、落ち込んだままでいるのは損かもしれない。「笑ったもの勝ち」とは言い得て妙だ。一方で、「昔からよく笑う私は、ストレスには強い方だと思いますが、今、顔のしわに悩まされています・・・(^^;)」という人もいた。(KH)