仕事の後の「一杯」ほどウマいものはない、疲れやストレスが溜まっている時、気持ち良く酔っ払って忘れたい、というビジネスパーソンも多いのでは。
ただ、そういう時ほど飲酒量には注意が必要なようだ。このほど、「長時間労働の人は飲み過ぎになりがち」という調査結果が明らかになった。
「飲み過ぎ」になりやすい
イギリスの医学誌「BMJ」のサイトに、フィンランドの国立労働衛生研究所の飲酒に関する調査結果が掲載された(2015年1月13日)。
女性で週に14杯、男性で21杯以上飲酒することを「飲み過ぎ」と定義し、14か国、約33万人を対象に行った研究の結果、週に48時間以上働く人は「飲み過ぎ」になりやすいことがわかった。
さらに、肝臓病やがん、脳卒中など、健康に支障をもたらすレベルの危険な飲酒におちいる可能性が、週に49~54時間働く人は通常より13%、55時間以上の人は12%高くなるということも明らかになった。
この調査結果が日本のネットメディアでも取り上げられると、ツイッターでは
「確かに労働時間長くなると酒飲みたくなるわ」
「同年代の友人や親戚の人で勤め人は明らかに飲む傾向が強くなっている」
「みんな知ってる。でもそれが美味しいんだよね」
など、「だよな・・・」という声が多く上がった。
一方で、「それは労働時間が短すぎるからでしょ。週に 100時間ほど働いてれば、飲み過ぎになんてならないよ」という猛者(?)の意見も。
長時間労働に疲れてつい酒量が増えてしまう人も、飲む暇すらないほどの「長時間すぎる労働」に従事している人も、くれぐれも体には気を付けていただきたい。(MM)