オタク趣味でも、内定は出る?
オタク趣味と就活について、ここまで否定的な話をご紹介してきました。
では、オタク趣味は就活ではタブーなのでしょうか?
実はそんなことはありません。自己PRでも面接でも、オタク趣味の話をして、内定につながった例はいくらでもあります。
どうして、同じオタク趣味でも、内定・未内定の違いが出てしまうのでしょうか。
それは、オタク趣味の中身・魅力を強調したのか、行動力など特性を強調したのか、この違いにあります。
オタク趣味は、一般人には理解されにくいからこそのオタク趣味であり、それをエントリーシートや面接で強調しても理解されません。しかし、行動力などの特性を話したらどうでしょうか?
たとえば、同人誌なら、500冊、いや50冊でも販売していれば、
・行列ができたとき、どうさばくか
・話の長い客が来たらどうあしらうのか
・暇な時間はどうする?
などは考えるはず。それから、同人誌そのものも、自分の好きなことを書くから同人誌なんですが、そこそこ売れるようになると、読みやすさや構成なども考えて作っていることでしょう。
そういう話を書いていけば、わざわざ「私には豊かな発想力があります」と書かなくても、
「読みやすい出版物を作ることに慣れているなら、書類作りなども任せられそうかな」
「面倒な客にも対応慣れしているなら、接客にも向いているかな」
などと採用担当者は考えます。
これは他のオタク趣味でも同じです。
そして、面接でも、同じで、オタク趣味の素晴らしさよりは、行動力など特性を話すか、「趣味は趣味、仕事は仕事でそれぞれ割り切って進めます」と話せば、納得感も違うはず。