「趣味中心ですぐ転職しそう」
2点目の「趣味への誤解」もよくあります。たとえば、同人誌即売会だとコミケは年2回の大きな会ということもあり、ニュースなどでもよく取り上げられます。それもあって、一般認知度も高くなってきました。が、これを出しても、面接では、
「コミケって、あのお台場の?コスプレとかするやつでしょ?君もコスプレとかするわけ?」
などと聞かれます。東京ビッグサイトはお台場ではなく有明で、コスプレをするのはごく一部で・・・、などと思っても詮無い話。
仮に1・2点目のような誤解・無理解がなく、オタク趣味への理解があったとしましょう。その場合、3点目の「本業不熱心・転職リスク」が出てしまいます。
同人誌の例だと、コミケ以外の即売会で毎回500冊近く売れるのは確かに大手サークルですし、大したものです。そのことを理解している採用担当者は、
「なんか数年で漫画家などに転職するんじゃないのか」
と考えるか、
「同人誌が楽しいなら、それが中心になって仕事はちゃんとしないのではないか」
と考えてしまいます。これは同人誌以外のオタク趣味でもすべて同じと考えてよいでしょう。