多くのビジネスパーソンにとって、朝は慌ただしいものだ。通勤ラッシュに揉まれた後、始業にギリギリ間に合う時刻にオフィスビルに駆け込んだら、今度はエレベーターの利用ラッシュに巻き込まれ、仕事前からウンザリ・・・という毎日を送ってしまっている人もいるだろう。
急ぐあまり、2~3階の移動にエレベーターを使う人に対して、「階段使えや!」とついイライラしてしまう人も少なくないようだ。
「この人たちのせいで余計に待たされている!」
Q&Aサイト「発言小町」に、「オフィスで2~3階に上るときでも階段を使わない人」というトピックスが立てられた(2015年1月25日)。
相談者の職場は、都内のオフィスビルの9階。毎朝始業時間が近付いてくると10分以上待つこともあるほどエレベーターが大混雑する中、「エレベーターで2~3階に上るひとが意外と多いのが気になる」という。
中には足腰が悪い人もいるのだろうと慮るが、相談者が見る限り「2~3階までエレベーターを使う人は、見た目20代から40代までの若い女性がほとんど」。
「気持ちに余裕が無いときなどは、この人たちのせいで余計に待たされている!とイライラします。有体に言ってしまうと、長々と待ってまで2~3階に上る時に階段を使わない理由って何ですか?」
と、気持ちをぶつけている。
「上の階の人に譲る謂れはない」VS「2階で降りる若者にイラッ」
回答欄には、
「いや、あなたが、エレベーター混雑するより前に、より早い出勤したら、いいんじゃないですか」
「トピ主さんの言いたいことはわからなくもないですが、だからといって『使うのがおかしい』とまで言い切るのは、もっとおかしいと思います。みんなのエレベータですよ」
「トピ主さんの勤務先が9階であるのは、その人たちの所為じゃないでしょ。2~3階の人たちがエレベーターを使うのは確かに、『楽したい』からだと思いますけど、上の階の人たちに譲って階段を使わなければならない謂れはないです」
など厳しい意見が多く書き込まれている。一方、
「日頃からトピ主さんとまったく同じことを考えています。私の職場は5階にあります。古いビルで、3基あるエレベーターはとろくてイライラするので、特に出勤時は階段を使ってます。(中略)2階や3階の人はちょうどいい運動になりしかも早いのに、どうしてわざわざとろいエレベーターを待つんだろう・・・と不思議で仕方がありません」
「うちのビルのエレベーターホールにはデカデカと『2UP 3DN』と書かれているのに、2階で降りる人の多いこと。2階は人材派遣会社でほとんどが20代前半の男女です。スマホを使いながらノロノロ乗って、ボタンの前に陣取るのになかなかボタンを押さない。せっかちな私はイライラし通しでした」
と、相談者に同調する声もある。
実際、「階段使えよ」という言葉でツイッター検索してみると、「ワンフロアなら階段使えよ」「13階から15階に上がるのにエレベーター使ってんなよ、階段使えよ」「エレベーターが1階から8階まで各駅停車でイライラしたわー数階上下ぐらい階段使えよ」などなど、2~3階の移動にエレベーターを使う人への苛立ちツイートが多数引っかかる。
ちょっとした移動にエレベーターを使うことにも何とも思わないようなゆとりを持てるような生活を送るのが理想だが、時間に追われる現代社会ではなかなか難しいのかも・・・。(MM)