今年の「バレンタイン前日」に異変 「やけにカップルが多くなる」理由

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   あのスタバが大胆(?)な企画――おなじみのコーヒーチェーン、スターバックスが、バレンタインデーを前に「恋愛・結婚マッチング」サービスとコラボした。コラボしたのは、1995年にサービスを提供開始した有料会員制の老舗「Match」。

   日本にも2004年に上陸し、2013年5月時点で187万人の会員がいるという。コラボキャンペーンを展開する国として、残念ながら(?)日本は対象外だが、なかなかおもしろい取り組みだ。

カップル限定メニューも

スタバでご対面
スタバでご対面

   「World's Largest Starbucks Date(世界最大のスタバデート)」と題したこの企画。Matchのサービス上で、バレンタインデー前日(2月13日)のスタバでのコーヒーデートにだれかを誘うことができるメール機能が提供される。2人が待ち合わせするのに一番便利な店舗を探すストアロケーター機能も実装。利用できるのはMatchの会員にかぎられ、同社が企業とこうした取り組みを行うのは初めてとのこと。

   さらにスタバは、アメリカとカナダにかぎって、Matchで出会って店舗を訪れたカップル限定、「ペアリングメニュー」を販売するという粋なはからいも。2人用のコーヒーとチョコブラウニー、コーヒーとクロワッサンのセットなど、特別メニューを5ドルで提供する。そのほかの参加国でも、それぞれの店舗内で体験できる企画が用意されているという。

   ちなみに参加国は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、オーストラリア。アジアでは、インド、中国、韓国、台湾、ベトナム。

   Matchによると、全世界の会員のうち300万人が、そのひとが関心があることの一つに「Coffee and conversation(コーヒーを飲みながら会話すること)」を選んでいるという。

   また、スタバのグローバルマーケティング担当者いわく、「私たちはこれまで、初デート、プロポーズ、仕事の面接、友人や家族との再会、コミュニティーの集まりなど、さまざまなシーンを店舗で目撃してきた」。たしかに、スタバとMatchの相性はよさそうだ。

   バレンタインデー当日ではなく、あえて前日という設定もうまい。Matchはサービスとしてそれなりの規模があるから、2月13日のスタバは、やけにカップルが多くなるかも。スタバに続いて、バレンタイン企画を用意する企業もあらわれそうだ。(岡徳之

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