「ゆとり世代」の武器は「ゆとり」だ こんなにある良い面、すごいところ

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会社の方針が伝わっている

   この会社ではすぐに決まりました。しかも立候補です。私がアナウンスしてからすぐに手を上げて

   「私がリーダーをやります!」と5秒くらいで決まってしまいました。その後に

   「では私が副リーダーをやります!」「私が書記をやります!」とすぐに決まってしまったのです。研修でも難題を課しましたが、積極的に取り組んでいました。

   彼らは俗に言うゆとり世代です。

   ゆとり世代というと悪いイメージとしてとらえられていることが多いのではないかと思います。仕事に意欲的でない、自分勝手、弱い・・・こうしたイメージではないでしょうか。

   でも彼らからはそうしたことは感じません。

   さて、この2社の共通点は何でしょうか?

   2社では研修中、参加者同士でこんなことを言っていました。

「いつも院長はこういっていたよね」
「これ、会社の方針としてあったよね」
「課長がいつもそう言ってたな」

   つまり、会社の方針がちゃんと伝わっているということであり、言い換えるならば会社でしっかりと教育されているということです。

   また、2社に共通していたのは、みんな挨拶をちゃんとすることです。

   新しいスキルや知識よりも、仕事に対する姿勢やあるべき行動などをしっかり叩きこまれている印象を受けました。研修だけでなく、日常の仕事の中でも上司が何度も繰り返して言っているのではないかと思います。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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